different material-SOAP and FUR

Written by yun

曇り空の朝 屋根裏の窓の光は優しくてちょうどよさそう
机の周りを見渡して {NOCH ETWAS} にしたいモノを撮影してみる
ベースのマテリアルをどうしたらいいだろうかと試しにいくつか
アクリル板や紙や布 彩度の似たもの或いはその反対
その辺にあるものであれこれ
モノを箱に納めていた頃 箱のサイズを考えることがとても大切なことだった
その時の感覚と同じでベースとの対比がとても大切なことだと感じる
先日に 玄関にある檸檬を外のコンクリートのうえで撮ってみた
コンクリートのうえにできている影との コントラストがよさそうと思って
でも現像してみると両方の質感がぶつかってしまってだめだった

これは{NOCH ETWAS}ではない

でもこの檸檬は七年くらい毎日眺めている なんとかしたい
そして冷蔵庫に保管している石鹸も{NOCH ETWAS}にいれたい
久しぶりにとりだして見ると やっぱり好ましくてたまらない
なんとはなしに椅子の毛皮にのせてみたら石鹸がうれしそうに見えた
現像するまでもなくファインダーでのぞいた時点で
毛皮はおもしろいベースになるのがわかって 私も石鹸と同様にうれしくなった
この石鹸は最初はもちろんぴかぴかにきれいで素敵だったのだ
そのうちにつもった埃を払おうとしたら湿気で埃が埋まってしまった
それはそれでよしと思ったのだけれど その時から冷蔵庫にしまうことにした
(小さな石鹸に文字を刻んだものを作りたいとその時思ったんだ)

毛皮と石鹸(復刻したもの)の実物と{NOCH ETWAS}の写真に落とし込んだ
ものとをセットにしたらうれしいものになるな
{NOCH ETWAS}のルールをどうしようか決めるのに習作として100点くらいは
なんとなくな気持ちでやってみたらいいと思っている
そんなうちにいいルールがおのずと定まっていくだろうから

{NOCH ETWAS}